エニアグラムとは?
エニアグラムは、約600年前の中央アジアに起源を持つ古代の叡智のシンボルです。西洋にこの知恵をもたらしたのは20世紀の精神的指導者グルジエフで、彼はこのシンボルを「すべての知識を含む普遍的なシンボル」として伝えました。エニアグラムは単なる図形ではなく、生きた知恵の体系として、様々な動きや舞踏を通して体験されるものです。
このワークショップで体験できること
7日間のワークショップでは、以下のようなアプローチで進めていきます:
- 身体を通したムーブメントやダンスの実践
- シアターエクササイズによる自己表現
- グループでの対話と共有
- エニアグラムの基本理論(グルジエフとウスペンスキーの教えに基づく)
これらの活動を通して、私たちの「身体」「感情」「思考」という3つの中心が調和的に働く体験を目指します。
グルジエフは「エニアグラムは動きの中でのみ理解できる」と教えました。静止したシンボルは意味を持ちませんが、実際に身体で動き、体験することで、エニアグラムは生きた知恵として私たちの中に息づきます。
3つの構成要素
エニアグラムは以下3つの要素で構成されています。

円(サークル)
つながりと一体感
生命の循環と、すべてのものが互いにつながっている一体性を表します。孤立した存在ではなく、常に流れ、回帰するプロセスの中にある私たちの存在を示しています。

三角形
自己理解
あらゆる現象には相反する力が存在することを教えてくれます。何かを望むとき、同時に反対の力も考慮することで、より深い理解に到達できます。

六角形
他者と世界の理解
人生のプロセスには波や振動があり、始まりと終わり、上昇と下降があることを示しています。私たちが始めることは様々な段階を経て発展し、時に中断されることもあります。
グルジエフ・ムーブメンツとは?
グルジエフ・ムーブメンツは、これらエニアグラムの要素を身体の動きとして表現するもので、例えば:
- エニアグラムの形に沿って動く
- 手や身体で空間にシンボルを描く
- 特定の数学的順序に従って動く
- 三つのセンター(身体・感情・思考)の調和を感じる
グルジエフは「宇宙の法則を理解するためには、まず自分自身の中にあるその反映を理解することから始めるべき」と教えました。

ムーブメンツ・ティーチャー
Amiyo Devienne
(アミヨ・デヴィエネ)
もともとダンサー、振付師、ダンス教師、ダンスセラピストであり、エサレン研究所(アメリカ)、ドゥアラ(カメルーン)でアフリカンダンスを、フランスでコンテンポラリーダンスを学び、ジョン・G・ベネットの直弟子であるアブロム・アルトマンにグルジェフのムーブメントを学んだ。
以来30年、アミヨは世界中を飛び回り、科学として、芸術として、内面開発のツールとして、アマチュアからプロフェッショナルまで、ムーブメントの経験を分かち合っている。振付家として、50以上の公開デモンストレーションを創作・演出。
来日経験も豊富で今回は6年ぶりの訪問。
Chetan Greenberg
(チェタン・グリーンバーグ)
チェタン・グリーンバーグは、1997年以来、セミナー、トレーニング、公開デモンストレーションにおいて、アミヨの練習とムーブメントの指導に深く関わってきた。熟練した音楽家である彼は、音楽とリズム、そして振動の科学をより深く理解するための技術を持ち合わせている。
アミヨ同様6年ぶりの訪問となるが、二人とも今回の来日を心から喜んでいる。

エニアグラム in ムーブメンツ@妙高高原
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